起業して成功することは簡単か
「起業の失敗率は90%以上、成功率は6%未満」
と言われていたり。
「起業の6割が1年以内に倒産」
「起業の8割が5年以内に倒産」
「起業の9割以上が10年以内に倒産」
などと、警鐘が鳴らされていたり(※基となるデータの違いや時期などにより、個々の数字や割合が異なる説は他にたくさん存在します)。
昨今は、いたずらに独立起業を煽る風潮が認められる一方で、きちんとこうした警鐘に耳を傾け、現実を把握するために努力することは非常に大事なことかと思います。
確かに、たたでさえ、何か新しいことを始めること、そしてそれを継続し、成功に導くことというのは、生半可な気持ちとエネルギーでは困難なものです。
こと、それが群雄割拠のビジネスの世界における「起業」となれば、成功させることが厳しいのは当然です。
「設立20周年!」とか「お陰様で当社は創立30周年を迎えました」などと謳っている企業であっても、内情は火の車、毎月のキャッシュフローに四苦八苦、なんてところも少なくないはずです。特に中小企業ともなれば、厳しい経済環境の中、ことのほか苦労しているところが多く、それが「中小企業における社長の最も大事な仕事は資金調達」などとまことしやかに囁かれる所以ですね。
ただ、その一方で、成功している起業家が少なからず存在するのは、疑いようのない事実なのです。
特に最近は、インターネットの台頭に伴って情報社会となり、起業のハードル(単に「起業」という行動だけでなく、その成功までをも含めたハードル)は昔に比べて格段に下がったと言われています。数々のビジネスを成功させている著名人の中には、事あるごとに「起業して成功することなんか簡単だ」と言って憚らない人もいますよね。
さらに世界を見渡せば、ただ単に自分の好きなことをやっているだけで成功してしまっている人、ビジネスという感覚すら全くないまま億万長者になってしまっている人が、歴然と存在しているのは、トップページでも触れた通りです。
起業して成功することは、決して簡単ではありません。億万長者になることは、決してラクなことではないのです。ただ、そうやって成功している人たちには、共通しているものがあります。いわば、成功のための「カギ」のようなものです。
その「カギ」を早々に見つけるべく、行動するのは今しかありません。